【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ニチバンは出直り本格化で高値に迫る、100周年に向けブランド育成や大型新製品投入で19年3月期売上高500億円、営業利益35億円以上を目標数値
2013年7月4日 12:08
セロテープのニチバン <4218> の株価は出直りが本格化し高値に迫っている。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して、4月の高値を試す展開が期待されるだろう。
メディカル事業(ヘルスケア製品、医療材製品)およびテープ事業(事務用品、工業品)を展開し、メディカル事業では高機能絆創膏「ケアリーブ・治す力」など、テープ事業では機能性文房具「はんこのり」などの販売を強化している。18年の創立100周年に向けた長期経営計画では、ブランド育成や大型新製品投入などを重点戦略として、19年3月期の売上高500億円、営業利益35億円以上を目標数値として掲げている。
今期の連結業績見通しは売上高が前期比3.9%増の400億円、営業利益が同12.8%増の20億円、経常利益が同11.0%増の20億円、純利益が同11.2%増の11億円としている。テープ事業の事務用品や工業品分野がやや低調だが、メディカル事業が好調であり、高粗利製品の伸長も収益押し上げ要因となる。自動車用マスキングテープの新製品も順調に拡大する見込みだ。
株価の動きを見ると、4月24日の年初来高値447円から反落して6月7日には332円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして切り返し、足元では400円台を回復して出直りが本格化している。
今期予想連結PER(会社予想の連結EPS26円54銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS598円11銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して上伸している。強基調に回帰した形だろう。低PBRも支援材料であり、4月の高値を試す展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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