中国のテレビ市場に異変、国産品と日本製品が価格逆転
2013年7月4日 09:35
*09:35JST 中国のテレビ市場に異変、国産品と日本製品が価格逆転
中国のテレビ市場に異変が発生している。これまで高品質かつ高価格路線を続けてきた日本メーカーが相次いで値下げしているため、一部では中国製品の価格が日本製品を上回っている。
業界関係者はこのほど、スマートテレビ部門では、中国製品の価格が高く設定されていると指摘。一方、日本のソニー<6758>やシャープ<6753>、パナソニック<6752>などが中間価格帯に注力しており、中国メーカーと同水準に設定しているという。
中国の高価格帯テレビ市場では、スマートテレビは現在、約5割を占めている。市場シェアも中韓メーカーが主導。中国メーカーの技術向上や日本メーカーによるスマートテレビへの参入遅れが日本メーカーのシェア縮小の一因だと分析されている。《ZN》