【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】エフティコミュニケーションズは狙い場、週足チャート下値確認足

2013年6月30日 12:26

■分割前にひと相場

  OA機器販売のエフティコミュニケーションズ <2763> (JQS)の株価は週足チャートが下値固め完了感を強めている。狙い場だろう。

  法人向けビジネスホン・OA機器、プリンタ関連消耗品、LED照明機器などの販売を主力として、コンシューマ向けドコモショップ運営なども展開している。保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略として、設置型サーバーやLTE対応モバイルWi-Fiルーターなど新商材販売も強化している。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の480億円、営業利益が同12.6%増の35億円、経常利益が同9.6%増の36億円、純利益が同13.6%増の20億円としている。主力の法人向け販売が好調であり、引き続きストック型サービスの営業強化が寄与する見込みだ。光通信 <9435> との資本・業務提携強化、グリムス <3150> と合弁で設立したGFライテック(持分法適用会社)の寄与も期待されるだろう。

  6月21日には、子会社ハイブリッド・サービス <2743> に対するTOBに関して、保有する全株式の応募契約を締結すると発表した。特別利益の計上が予想されるが、業績への影響はTOBの結果を踏まえて公表するとしている。

  なお5月20日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。このため期末の1株当たり配当金は20円となる。

  株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値27万円から反落して6月7日に14万5200円、6月26日に14万7400円まで調整する場面があった。しかし終値ベースでは概ね15万円台を維持して推移している。15万円近辺で下値固めが完了した可能性があるだろう。

  指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万7676円75銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3000円で算出)は1.9%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS5万2830円82銭で算出)は3.0倍近辺である。高値奪回は見込めるだろう。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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