概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は3日ぶり反発、原油先物の続落などで上値の重い展開

2013年6月24日 10:10


*10:10JST 概況からBRICsを知ろう~ロシア市場は3日ぶり反発、原油先物の続落などで上値の重い展開
【ブラジル】ボベスパ指数 47056.04 -2.40%
先週末21日のブラジル市場は大幅反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1158.39ポイント安(-2.40%)の47056.04で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは10、値下がり60、変わらず1と売りが優勢。全業種が下落し、中でも通信や石油・ガスに売りが集中した。

小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。NY原油先物の続落など商品価格の下落を受け、石油・ガスなど資源関連に売りが集中。米連邦準備理事会(FRB)が早ければ今年9月に量的緩和の縮小に着手するとの予測が嫌気された。

【ロシア】MICEX指数 1298.89 +0.14%
21日のロシア市場は3日ぶりの小反発。主要指標のMICEX指数は前日比1.88ポイント高(+0.14%)の1298.89で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり22、値下がり28と売りが優勢となった。

中盤に上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を徐々に縮小させた。欧州株の上昇が好感され、この日のMICEX指数は買いが先行。また、ロシア株の値ごろ感も改めて意識されたもようだ。国内では、ロシア中央銀行が9月に利下げを実施するとの観測が支援材料。エリビラ・ナビウリナ次期中銀総裁が6月末に就任する予定だが、インフレ率の高止まりを受け、利下げが9月辺りに実施されるとの見方が多い。

【インド】SENSEX指数 18774.24 +0.29%
21日のインドSENSEX指数は反発。外国為替市場で通貨ルピーが下げ止まりを示したことが安心感を誘ったようだ。ルピーは対米ドルで前日20日に1米ドル=59.99ルピーの過去最安値を更新。ただ、節目の60ルピーに近づく局面ではインド準備銀行(中央銀行)による介入が警戒されるほか、輸出業者が米ドル売り・ルピー買いを加速させていることも、相場の下げ止まりにつながった。このほか、最近の株価下落で割安感が高まっていることも押し目買い意欲を誘った。

【中国本土】上海総合指数 2073.10 -0.52%
21日の上海総合指数は3日続落。国内での短期金利の急騰を受け、金融システム不安が台頭。前日の欧米株の大幅下落や海外資金の引き揚げ懸念も相場の足かせとなった。ただ、指数は大幅安で始まった後に下げ幅を縮小させる展開に。流動性ひっ迫への不安がやや緩和されたことが下支えとなった。報道によると、中国人民銀行(中央銀行)は金利上昇の回避措置として、短期流動性オペ(SLO)を通じて市場に資金を供給したという。《FA》

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