今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明待ちへ
2013年6月19日 08:24
*08:24JST 今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明待ちへ
昨日18日のドル・円相場は、東京市場では94円54銭から95円17銭で推移。欧米市場では、一時95円77銭まで上昇し、95円32銭で取引を終えた。
本日19日のドル・円は、95円台で取引される見込み。米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見の内容を見極める必要があることから、ドル・円の取引はやや動意薄となる可能性がある。
安倍首相は17日、主要国(G8)首脳会議で、景気回復など環境が整えば、消費税率を予定通り2014年4月と15年10月の2段階で10%まで引き上げ、経済再生と財政再建の両立を目指す考えを表明。G8の場では安倍政権の経済政策を評価する声もあったが、一部首脳は日米の金融緩和策が通貨安競争を招くとの懸念を示している。安倍首相は、「三本の矢の政策ですでに成果は出てきている」、「日本経済の復活は世界経済にとってプラスとの評価だった」と話した。
G8首脳宣言では、「日本の成長は短期の財政刺激策、大胆な金融政策、そして民間投資を推進する成長戦略に支えられている。信頼できる中期の財政計画も必要」との内容が盛り込まれた。それゆえに、2年続けて消費増税を行うことになるのだろうか。
ただし、消費増税によって個人消費は著しく抑制されるおそれがある。安倍政権の大目標であるデフレ脱却は困難となりそうだが、日本の財政再建が国際的な公約となった場合、日本はこれを遵守することを要求されるかもしれない。《KO》