バーナンキ議長会見:市場が持つ「ふたつの問題」に対処できるかが見所に

2013年6月18日 09:53


*09:53JST バーナンキ議長会見:市場が持つ「ふたつの問題」に対処できるかが見所に
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が19日に開催する記者会見に世界の耳目が集まる中、英フィナンシャル・タイムス(FT:電子版、17日付)は、バーナンキ議長が「FRBが850億ドルの資産購入ペースを縮小させる段階に近づいている」ことを示唆する可能性があると報じている。

最近の金融市場は米国の金融緩和策が縮小されるという悪材料に反応しやすくなっているが、議長の会見では「緩和縮小=ネガティブ、緩和継続=ポジティブ」という二者択一論を超え、市場参加者に十分に行き渡る説明ができるかに注目が集まりそうだ。

FT紙では、議長が市場とのコミュニケーションを巡る「ふたつの問題」に対処する見通しだと指摘。この問題とは、◇FRBが量的緩和第3弾(QE3)の縮小に動くのは(米国景気が)改善してからだという認識を市場が持ちたがらない、◇QE3縮小は、FRBが景気回復支援により積極的でなくなることを意味するという誤った認識——を指す。

これより先、量的緩和の縮小が利上げ観測につながっている点について、「バーナンキ議長がQE3縮小と利上げを切り離すことを説明する」との記事が市場をにぎわせた。

QE3縮小はいずれ来る避けられない道であるが、市場がこの現実と実現の背景を直視しようとしていないのかもしれない。バーナンキ議長が卓越した「市場との対話能力」を発揮できるかが見所になろう。《RS》

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