【株式評論家の視点】エー・ピー・カンパニーは生販直結モデルで業績躍進が続く

2013年6月13日 09:47

<銘柄の見所>

 エー・ピー・カンパニー<3175>(東マ)は着実な下値切り上げ波動を描き、5月14日の高値2449円更新からの新展開を想定した相場に入ってきている。同社は「日本の食のあるべき姿を追求する」という経営理念の下、地鶏等の食材の生産から流通、外食店舗を主とする販売までを一貫して手掛ける「生販直結モデル」で、業績は一本調子の上向きトレンドにある。

 ここ数年の業績推移をみると、2011年3月期に1億9200万円に過ぎなかった経常利益は、2012年3月期に4億6200万円にアップ。その後2013年3月期に7億8400万円にさらに伸び、今2014年3月期も10億2700万円に増加する見通しだ。さらに、来期の2015年3月期には14億円の確保を目指している。外食業界全体の低迷が影を落としている分、株価の評価は低い位置にとどまっており、本格的な評価替え相場はこれから訪れるものと思われる。

 生産流通事業では、「みやざき地頭鶏」を、自社養鶏場と13の契約農家から直接購入することで、高品質な地鶏を安く仕入れることに成功した。生産地を宮崎県だけでなく鹿児島県霧島市と北海道新得町にも広げ、拡大路線を歩んでいる。鮮魚においては、当日朝水揚げされた鮮魚が当日中に店舗に納品される「今朝獲れ便」を軸に、卸売市場や問屋を通さない漁業者との直接取引ネットワークを広げている。

 そうした生産流通事業の商品を主に塚田農場(地鶏)、四十八漁場(鮮魚)等の外食店で販売している。良質な品を低価格で供給、店舗独自の販促手法と相まって、リピーター率が高いのが同社の特徴である。

 外食産業の勝ち組として、見直されていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】IHIは新中期経営計画を見直す動きが強まる(2013/06/12)
【株式評論家の視点】JPNホールディングスは今期が持続的成長のスタートに(2013/06/12)

関連記事

最新記事