日銀の金融政策決定会合の結果を見極めることに/東京株オープニングコメント

2013年6月11日 08:14


*08:14JST 日銀の金融政策決定会合の結果を見極めることに
 11日の東京市場はややこう着感の強い相場展開のなか、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めることになりそうだ。

 金融政策決定会合では低利で金融機関に資金を供給する期間を、現行の1年以内から2-3年に延ばすことを決めるとの観測。また、一部では日銀が株価指数連動型の上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)の買い入れ金額を増やすとの見方も出ている。ETFやREITの購入枠などについては据え置く方針とみられているが、一部で増額への期待が高まっているとすれば、結果を受けた反応を見極める必要があろう。とはいえ、据え置きによる失望は織り込まれている分、増額によるポジティブ・サプライズへの反応は大きいとみておきたい。

 米格付け会社のスタンダード&プアーズが米国債の信用格付見通しを「ネガティブ」から「安定」へと引き上げている。そのほか、米雇用情勢の回復を背景に、金融引き締めへの期待などから円安のトレンドへの思惑も押し目買いにつながりそうである。日経平均は10日に今年最大の上げ幅を記録しており、この上昇に対する反動も出やすいだろう。しかし、底堅さが意識されてくるようだと、リバウンドへの期待が強まりやすいとみられる。

 ただし、10日の東証1部の出来高は8営業日ぶりの30億株台、売買代金については5月7日以来、約1ヶ月ぶりに3兆円を下回っている。インデックスに絡んだ商いが指値の薄いところを駆け上がった状況であり、先物・オプションSQを控えていることもあって、引き続き先物の動向には注視する必要がある。そのほか、全面高ではあったが、ようやく5日線レベルを回復している銘柄も少なくない。個人主体の中小型株などは、もう一段の上昇がないとシコリを残す可能性もあり、やや慎重スタンスになりやすいだろう。

 なお、10日のNY市場はダウ平均が9.53ドル安の15238.59、ナスダックが4.55ポイント高の3473.77。シカゴ日経225先物清算値は大証比60円安の13560円。ADRの日本株はトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、ブリヂストン<5108>、京セラ<6971>、富士重<7270>など、対東証比較(1ドル98.88円換算)で全般小じっかりだった。《TN》

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