タイにおける約84MWの大規模太陽光発電所が完成、シャープが建設
2013年5月29日 14:14
シャープは29日、発電事業会社のNED社から建設を受注していた、タイで最大規模となる太陽光発電所が5月に完成したと発表した。今回竣工した発電所(出力規模10.3MW)は2012年3月に竣工した発電所(73.2MW)に隣接し、両サイトを合わせた出力規模は約84MWとなる。
事業運営は、三菱商事の子会社であるDGA社を通じて出資しているタイの独立発電事業者(IPP)NED社が実施する。
シャープは、同国最大手の建設会社であるITD社およびITE社とともにNED社から同案件を受注し、発電所の設計、モジュール・周辺システムの調達および発電所の建設を進めてきた。
高温時において結晶太陽電池より温度特性に優れる薄膜太陽電池モジュールを採用し、約2.16km2の広大な敷地に約64万枚の薄膜太陽電池モジュールと周辺システムを設置した。また、保守・メンテナンスは、2011年3月に設立したSSMA(Sharp Solar Maintenance Asia Co.,Ltd.)が担当。特別な教育や訓練を受けた専任者がシステム全体の点検・保守など発電事業の運営をサポートしていく。