日経平均は反発、需給環境は不安定で日中値幅は連日で1000円超/相場概況
2013年5月24日 15:17
[相場概況]
15:07JST 日経平均は反発、需給環境は不安定で日中値幅は連日で1000円超
日経平均は反発。昨日は日経平均が1000円超の大幅下落となった反動から、主力株を中心に自律反発狙いの買いが先行した。ただし、昨日の先物主導での下落で需給環境が非常に不安定な中で、後場は急落。日経平均の下げ幅は一時、約500円に達するなど、連日での乱高下に。
大引けの日経平均は前日比128.47円高の14612.45円となった。東証1部の売買高は58億8763万株、売買代金は4兆8811億円。業種別では、電気・ガスや不動産、保険、化学、ガラス・土石、金属製品、証券などが上昇。一方、石油・石炭や卸売、倉庫・運輸、銀行などが軟調だった。
個別では、円高一服を追い風に、富士重<7270>やマツダ<7261>など自動車株が強い動きとなった。また、三井不<8801>や三菱地所<8802>など不動産株も堅調。その他、東電<9501>や関西電<9503>など電力株の上昇が目立っていた。一方、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、野村<8604>など金融関連株が軟調。また、中国の景気減速懸念を背景とした商品市況の下落が嫌気され、三井物産<8031>や三菱商<8058>など総合商社の一角が売り優勢となった。