山崎製パンがパン製品を値上げ、7月1日出荷分から

2013年5月23日 17:17

 山崎製パンは23日、2013年7月1日出荷分から、一部のパン製品の価格改定(出荷価格の引き上げ)を実施すると発表した。

 具体的には、食パンの「芳醇」「超芳醇」「モーニングスター」は3~6%、菓子パンの「北海道産バター使用バターロール」「黒糖入りテーブルロール」「高級つぶあんぱん」「ミニスナックゴールド」は2~6%、それぞれ値上げされる。

 今年4月から輸入小麦の政府売渡価格が平均9.7%引き上げられたことを受け、パン製品の主要原料である小麦粉の値上げが実施された。山崎製パンは、昨年4月の輸入小麦の政府売渡価格の引き下げに際しては、一部製品価格の引き下げや品質向上対策を実施するなど、顧客への還元を図ってきた。しかし、昨今の経営環境は、小麦粉価格の上昇に加え、円安の進行もあり、油脂類、乳製品、包装材料などの価格上昇が相次いでおり、コスト増加を吸収すべく企業努力を続けているが、「大変厳しい状況」となってきたという。

 そのため、引き続き高品質で安全・安心な製品を提供するため、一部のパン製品の値上げを実施する。なお、今回の価格改定では、値上げする製品数を極力絞り込み、他の製品は価格を据え置く。

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