【アナリストの眼】ゲームカード・ジョイコホールディングスの今期はパチスロ機入れ替え投資一巡が響く、カジノ関連人気で株価動き強い

2013年5月21日 16:35

<業績&株価分析>

  遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス <6249> (JQS)に注目したい。株価は5月10日の決算発表を受けて急落したが、失望売りが一巡して出直り態勢のようだ。カジノ関連として材料視されやすく、高値圏回帰が期待されるだろう。

  5月10日に発表した前期(13年3月期)連結業績は、前々期比9.2%減収、同40.2%営業減益、同40.8%経常減益、同65.0%最終減益だった。カード収入は同1.0%増収と堅調だったが、パチスロ向けメダル貸機の需要が低調で機器売上が同14.2%減収となり、研究開発費の増加も減益要因となった。純利益は前々期計上の負ののれん発生益一巡も影響した。

  今期(14年3月期)見通しは売上高が前期比17.6%減の326億円、営業利益が同83.9%減の4億30百万円、経常利益が同85.1%減の4億円、純利益が同89.4%減の1億70百万円としている。パチンコホールの設備投資マインドの低下、パチスロ機入れ替え投資の一巡などで、機器売上の減少を見込んでいる。なお配当予想は前期と同額の年間60円(第2四半期末30円、期末30円)とした。

  株価の動きを見ると、カジノ関連も材料視する形で5月8日には年初来高値1747円まで上昇していたが、決算発表翌日の5月13日には窓を開けて急落し、前日比261円(15.48%)安の1425円まで調整する場面があった。ただし5月13日の終値では1513円まで戻し、さらに5月20日には1593円まで戻す場面があった。失望売りが一巡した形だろう。

  5月20日の終値1586円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円92銭で算出)は133倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2930円54銭で算出)は0.5倍近辺である。

  急落後の調整局面だが、日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。失望売りが一巡して出直る動きのようだ。低PBRやカジノ関連などを支援材料に高値圏回帰の動きを強めそうだ(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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