【編集長の視点】AMIは急反落も「良いファイナンス」の再評価でスマホ関連人気再燃へ逆張り余地
2013年5月21日 10:27
<銘柄ウオッチ>
アドバンスト・メディア(AMI) <3773> (東マ)は、100円高と高寄りしたあと2万3800円安の19万8800円と売られ3営業日ぶりに急反落している。5月10日に発表した3月期決算で、今期業績の連続赤字を予想したことをハネ返し、同時発表の第三者割当による新株予約権付社債、新株予約権の発行を、同社主力の音認識技術での積極的なM&Aなどにつながるとして「良いファイナンス」と評価して窓を開けて年初来高値29万3500円まで急伸、利益確定売りも交錯して窓埋めをしているが、下値ではスマートフォン関連株人気を再燃させる展開も想定される。連続してストップ高を演じた急騰習性の再現期待も強め、逆張り余地を示唆している。
フィイナンスは、ウィズ・アジア・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合(東京都港区)を割当先に5月27日を払込期日に新株予約権付社債と新株予約権を発行、合計約60億円の資金調達をする。前3月期から推進している第2次中期経営計画に基づき、スマートフォンやタブレット端末向けに活用範囲が拡大している同社中核の音声認識技術の研究開発活動の強化とアジアでの協業先の発掘を図ることを目的にしており、調達資金は、音声認識精度向上の研究開発に3億円、多様なアプリケーション開発の周辺技術開発に2億5000万円、協業先の発掘・M&Aに51億300万円などの投資を計画している。
一方、同社の業績は、前期業績が、保有株式売却による投資有価証券売却益6億6300万円や米ドル預金の2億1800万円の為替差益発生で3回上方修正され、純利益が8億3600万円(前々期比49%減)と前々期の過去最高からの減益転換率を縮めた。今期は、スマートデバイスの普及に対応した製品・サービスを強化し、従来の売り切りビジネスから月額課金ビジネスモデルへ転換を図り、安定的な収益成長を目指して積極的な研究開発を進めることなどから、純利益は、前期計上の特別利益一巡で3億6500万円の赤字を見込んでいる。
株価は、ファイナンスをポジティブに評価して窓を開け2日連続のストップ高を演じて年初来高値29万3500円をつけ、この窓を埋める下値確認から再発進を窺っている。高値奪回へチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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