普天間飛行場にオスプレイ 夏に第2次配備

2013年5月1日 14:46

 沖縄・米軍普天間飛行場にオスプレイの第2次配備が夏に行われる。前回同様、山口県岩国飛行場に陸揚げし、その後に普天間に移動させる。防衛省は在日米軍司令部などからMVー22飛行隊の配備について説明があったとして公表した。

 また、防衛省が公表した日米防衛相共同記者会見の概要によると、ヘーゲル国防長官は小野寺五典防衛大臣との会談で「日米同盟関係が地域の安全保障と繁栄にとって礎であることを再確認した」とし「米国がアジアに対し重視政策、リバランスを行っている中で、日米両国は経済の絆、外交の絆をさらに深めるための重要なステップをとりつつある」との認識を示した。また「TPP交渉参加を決めたこともひとつの進展要因」と評した。

 へーゲル国防長官は北朝鮮問題を背景にミサイル防衛協力の重要性をあげ、TPY-2の2機目のレーザー配備を日本に行う計画に進展があったとしたうえで「北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に日米両国がそれを防御するという意味で助けになる」と語ったとしている。

 さらにヘーゲル国防長官は尖閣諸島について「米国はこれら諸島の終局的な主権の所在について特定の立場を標榜するものではないが、尖閣諸島が日本の行政管理の下に置かれていることを認識している」とし「日米安全保障条約の義務の下に適応されるものであることを確認している」と明言したことを伝えている。

 一方、ヘーゲル国防長官は「沖縄の基地統合は普天間飛行場の代替施設の進展というものと歩調をあわせることによって行っていく」とし「MV-22オスプレイの第2飛行大隊の展開をこの夏にも実行する予定も確認できた」と語った。(編集担当:森高龍二)

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