【狙い場・買い場】アドバンスト・メディアは高値更新、音声認識に脚光、スマホ向けに拡大期待

2013年4月13日 06:19

  音声認識技術を活かした各種システムを開発しているアドバンスト・メディア(AMI) <3773> は12日(金)、8300円高の7万9600円と高値を更新し3日続伸した。高値保ち合いを上放れ方向となっている。同社の音声認識システムは、医療・教育およびエンターテインメント・議事録・コールセンタ・ビジネスソリューションの分野で主に利用されているが、米アップルがスマートフォン『iPhone(アイフォーン)』の次期モデルの4~6月期の生産開始を検討していると伝わっており、AMIがKDDI(au)のスマートフォン向けに音声認識サービスを提供していることから、拡大が見込まれるとの期待感が高まっている。

  足元の業績、13年3月期売上高は14億5000万円(前の期比17.0%増)、営業損益は1億5500万円の赤字(同2億9000万円の赤字)、経常損益は2億2500万円の赤字(同2億5000万円の赤字)、純利益は3億6500万円(同77.8%減)を見込むが、14年3月期営業黒字転換が観測されている。

  株価は、日足では25日移動平均線、週足では26週移動平均線がサポートし、昨年11月高値7万1000円を突破し、もみ合い上放れを鮮明にしている。10年4月高値8万0500円を抜けるとフシらしいフシはなく、騰勢を強めると予想されることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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