【株価診断】7年ぶり200円台の石川製作所、防衛関連で信用買い交え高人気、指標は割高、北朝鮮の動向次第

2013年4月10日 17:12

  石川製作所 <6208> の10日終値は22円安の171円。前日(9日)、2006年7月以来の200円台に乗せ201円と買われたことで利益確定売りに押された。

  7年ぶりに200円台に買われたのは防衛関連としての人気からだった。「機雷」を手がけており、「仮に、北朝鮮と交戦状態になれば上陸を防ぐために機雷で海上封鎖も必要となるだろう」(中堅証券)という。最近、2,3年でも幾度か緊張から買われる場面はあったものの、いずれも不発だった。今回の相場は商いも伴って勢いがある。

  ただ、前期(2013年3月期)は28.0%減収、営業利益16.3%減益見通しと芳しくない。1株利益も1.2円、無配で内容的には買い難い。

  一方、マーケット人気は信用買残が高水準に達するなど強いといえる。指標的には割高で買い難いものの、北朝鮮の出方次第では意外高の可能性は含んでいるといえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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