【株式市場】輸出株が強いまま材料株物色も活発で日経平均は3日ぶり高値更新
2013年3月21日 15:38
21日後場の東京株式市場は、材料株物色の色彩を強め、日経平均は160円高前後の水準で高値もちあい。日銀の黒田新総裁の金融政策を待つ様子がうかがえ、前場に戻り高値を更新したソニー <6758> は引き続き売買代金1位の活況ながら、1700円をはさんで一進一退。
トヨタ自動車 <7203> は終値で5000円を保てず。半面、岩谷産業 <8088> が燃料電池自動車の水素供給施設を材料に一時ストップ高となり一気に高値に進み、ウインテスト <6721> (東マ)は大型受注を好感してストップ高。セキュアヴェイル <3042> (JQG)は韓国での大規模なシステム障害を材料にストップ高。日経平均は1万2600円台に乗り、3日ぶりに2008年以来の高値を更新。
東証1部の出来高概算は34億2171万株、売買代金は2兆4395億円。1部上場1708銘柄のうち、値上がり銘柄数は1303(前引けは1310)銘柄、値下がり銘柄数は324(前引けは296)銘柄。
東証33業種別指数は30業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、繊維製品、証券・商品先物、電力・ガス、その他金融、情報・通信、など。半面、値下がりした業種は、不動産、海運、鉄鋼、だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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