【狙い場・買い場】チャート三角保合いの細田工務店、リストラ効果発現
2013年3月15日 10:05
細田工務店<1906>(JQS)は、戸建て住宅分譲が主力。チャート的には三角保ち合いを形成しており、注目したい。株価は、1月29日につけた昨年来の高値350円から2月15日安値193円まで調整を挟んで2月25日高値275円と買われた後、250円を挟んだもみ合いとなっている。13週移動平均線がサポートする形で、三角保ち合いを形成し、煮詰まり感が出ている。
足元の業績、13年3月期売上高は251億円(前期比55.0%増)、営業損益は9億1000万円の黒字(同3億1400万円の赤字)、経常利益は3億3000万円(同8億2800万円の赤字)、純利益は2億9000万円(同9億1000万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。希望退職者募集に伴う割増退職金と再就職支援に係る費用を約1億4900万円に特別損失を計上する予定で、下方修正する可能性はあるが、リストラは一巡する見通し。屋上庭園のある家の販売や住宅設備メーカーとの共同見学会に対する期待感はある。
株価は、昨年6月4日につけた上場来の安値78円を底にして上昇。2013年度税制改正法案で将来の消費増税を受けた住宅ローン減税の大幅拡充策が盛り込まれたほか、14年4月の消費増税に関連し、注文住宅の購入など契約から受け取りまでの間に消費税率が5%から8%に上がる可能性のある商品の税率適用ルールの詳細では、13年9月末までに契約することなどを条件に、商品の受け取りが14年4月以降の場合でも5%の税率の適用を認めるとしており、駆け込み契約が期待される。月足では、9カ月移動平均線がサポートラインとなっており、350円抜けとなれば、三段上げに進む可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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