東京ガス、茨城で天然ガスインフラを整備・拡充 日立-鹿島幹線建設も検討

2013年2月26日 11:00

 東京ガスは25日、首都圏における産業・エネルギーの立地集積県としてますます期待が高まっている茨城県において、県内の増大する天然ガス需要に対応するとともに、供給インフラ全体のさらなる安定性向上を図るため、同県における天然ガスインフラの整備・拡充を加速して進めると発表した。

 茨城県と東京ガスは2009年12月に、「低炭素社会の実現」という環境・エネル ギー対策への貢献と、産業振興・雇用拡大による地域経済のさらなる活性化を図るため、県内における天然ガスインフラを双方が協力して早期に整備するとともに、有効活用を推進することについて基本合意した。

 東京ガスはこの基本合意に基づき、2015年度の稼働開始を目指し、「日立LNG基地」(茨城県日立港区内)を2012年7月に、同基地と栃木県真岡市にある既存のパイプラインを接続する「茨城~栃木幹線」(茨城県日立市~栃木県真岡市、約81km)を2012年1月にそれぞれ着工し、現在建設工事を順調に進めている。これらの取り組みに加え、今回東京ガスは、茨城県における天然ガスインフラのさらなる整備・拡充方針を決定した。

 具体的には、東京ガスと東部ガスは、「茨城~栃木幹線」から分岐し水戸地区向けの新たなパイプラインを共同で建設することで2013年2月20日に合意し、今後その調査を開始する。これにより、東部ガス水戸地区ならびに東京ガス常総支社における供給安定性のさらなる向上とともに、水戸南部地域で増大する産業用を中心とした顧客からの天然ガス需要により一層応えることが可能となる。

 また、茨城県西部地区における産業用を中心とした天然ガス需要に応えるとともに、供給安定性のさらなる向上を図ることを目的に、「古河~真岡幹線」(茨城県古河市~栃木県真岡市、約50km、2017年度稼働開始予定)について、今回基本ルートが確定したことから2013年度下期に着工する。

 さらに、茨城県鹿島地区における天然ガス需要に応えるとともに、高圧ガスパイプラインのループ化を行い、供給インフラ全体のさらなる安定性向上を図ることを目指し、「日立~鹿島幹線(仮称)」の建設に向けて調査を開始する。調査にあたっては、陸上ルートに加え、海底ルートの2ケースで行う。

 そのほか、東京ガスは茨城県および県内の各市町村との緊密な関係を築くため、今年4月1日に、水戸市内に「茨城事業部」を設置する。

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