日本で発達したシルバー向け技術は、欧州でも通用するのか
2013年2月20日 10:10
先進国を中心に進む社会の高齢化。特に先進国がひしめく欧州においては、総人口においてシニア層の割合が急速に増大している。そこに、スマートフォンの急速な普及拡大が相俟って、この市場においてスマートフォン利用のニーズが高まると予想されている。
こうした傾向を受け、フランステレコム(Orange)と富士通<6702>が、シニア市場に向けて使いやすさにこだわった富士通製スマートフォン「STYLISTIC S01」を2013年6月からフランスで発売すると発表した。
「STYLISTIC S01」には、富士通が日本の携帯電話市場で長年に渡って培ってきた「見やすさ」「聞きやすさ」「使いやすさ」を実現するヒューマンセントリック技術を盛り込み、画面上のアイコンを押しこむとボタンを押したような感触のあるタッチパネルや、直感的な操作ができるユーザーインターフェース、使う人や場所に応じ最適な聞きやすさを提供するなど、さまざまな便利な機能を搭載。そこにOrangeが提供するサービスをプリインストールして提供するという。このような機能は、NTTドコモ が提供してきた富士通製「らくらくホンシリーズ」で培われたもので、2001年の販売開始以来10年間で累計販売2000万台以上を突破するなど、日本では高い評価を得ているものである。なお「STYLISTIC S01」は、2013年2月25日からスペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress 2013のOrange、富士通ブースで製品紹介が行われるとのこと。
日本製のスマートフォンは欧州においてなかなか受け入れられてこなかった。しかし今回は、従来とは全く異なる方向からの欧州市場へのアプローチとなる。それだけに期待が高まるところである。社会の高齢化で先を進む日本で発達した技術は、欧州でも受け入れられるのか。シルバー市場に注力をする日本企業にとっては、目の離せない動向と言えるであろう。(編集担当:井畑学)
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