【株式評論家の視点】トヨタ自動車は来期5割増益も見込める、新相場の準備局面

2013年2月15日 09:32

<銘柄の見所>

  トヨタ自動車 <7203> が一服場面を迎えている。昨年11月の安値2873円から今年2月12日の5050円まで、棒上げで進んできたことで、ひとまず調整が入ってもおかしくないリズムだ。

  今2013年3月期の販売台数について、従来875万台を見込んでいたが、10万台増加の885万台に達する見通しとなってきた。そのため、今期の営業利益も1兆500億円から1兆1500億円(前期3556億円)に引き上げられた。

  今期の増額修正で材料的には一区切りついたとの見方から売り物が先行しているが、為替レートは、1ドル=81円、1ユーロ=104円と足元の水準からはだいぶ円高。今期のさらなる増額が有力なほか、中東、米国向けの販売好調に円安効果が加わる来期は、今期に比べ5割増益が見込まれている。従って、再び来期以降の業績好調を評価する相場がスタートの可能性が強く、今はそれを前にした準備局面と入えそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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