【ひとくち情報】日経平均、菊水化学工業、京都ホテル、鉄建建設など

2013年2月13日 17:39

  日経平均の13日の下げは相場が崩れたというものではないものの、1万1400円どころで上値が少々、ダンゴ状態となって重くなっている。NYダウの急伸か、あるいは1ドル・95円へ円安の援護がないと上値は難しそうだ。

  気にされているのは日経平均の予想PERが20.0倍と20倍台に乗せてきたことだ。アベノミクスの期待を考えればPER30倍へ行けるという見方はある。その一方で、アベノミクスの副作用からこれ以上のPERは無理との見方もある。このまま、アベノミクス終了とは思えないものの、20倍のフシ目で気迷い感が出ることも避けられない。

  今日の東証1部値下り率1位はルック <8029> で18.1%、2位TOWA <6315> の15.5%、3位はグリー <3632> の15.2%。一方、値上り率1位はミヤチテクノス <6885> で21.1%、2位フェイス <4295> の13.4%、3位アルプス技研(4641)の9.5%。

  菊水化学工業 <7953> の社長交代。専務取締役・山口 均氏が代表取締役社長へ。2月13日付け。株価13日は商い不成立、12日444円。

  京都ホテル <9723> は従業員に対する特別慰労金1億1900万支払を実施。東京電力からの福島第一原子力発電所及び福島第二発電所における事故に伴う損害への賠償を原資として。13日株価379円(比較なし)。

  鉄建建設 <1815> は、今3月期を減額。売上で140億円、営業利益で21億円、純益で13億円、それぞれ減額。1株利益赤字。無配。13日株価125円(4円安)。

  トヨタ自動車 <7203> の13日株価は90円安の4830円。5000円台は1日天下。「大台初割れ買い」となるかどうか。

  値下りした業種の1位は海運、2位証券、3位鉄鋼。市況変動の大きい業種が目立つ。

  北野建設 <1866> の今3月期は、前期比8.9%増収、営業利益15.6%減益、1株利益8.7円。配当年8円。13日株価228円(2円安)。利回りは3%超。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】石川製は業績再上方修正も利益確定売りが交錯しもみ合い(2013/02/12)
【編集長の視点】ホシデンは一転して業績を上方修正、割り負け株買いが再燃し急反発(2013/02/12)
【株式評論家の視点】みずほフィナンシャルグループはリーディング銘柄として人気継続(2013/02/12)
【狙い場・買い場】窓埋め途上のプリマは業績再上ぶれ期待を背景に下値妙味(2013/02/12)

関連記事

最新記事