【経営者の言葉】エイジア:代表取締役社長 美濃和男氏

2013年2月4日 14:43

エイジア 代表取締役社長 美濃和男氏

『Eコマース売上UPソリューションを世界に』

■売上内容が大変化!~利益率・継続性ともに高い『クラウド』へ

 エイジア <2352> (東マ)は、大手・中堅企業クライアントにインターネットマーケティングソリューション(IMS)を提供し、ネットでの売上や顧客満足度の向上を支援している。自社開発のCRMアプリソフト「WEBCAS」は、国内のメール配信パッケージ市場でNo.1の地位を占め、また、アプリケーションソフトをより有効に活用するためのサービス提供や、オーダーメードのソフトウェアの開発・保守事業を展開、いま、グローバルな視点に立って事業展開を進めている。

■これは天が与えてくれた試練であり、チャンスなのだ!

 Q:今期は、製品品質の向上・強化に取り組まれました・・・

 【美濃社長】 前期末に案件で不具合が生じ、その際、もう一度このような事態を繰り返すことは許されない、という強い危機感を感じました。当社が提供する商品は、お客様ニーズに合わせカスタマイズできるところに特徴があり、その点が差別化戦略でもあります。この戦略が奏功して、前期は業績が好調に推移し、計画以上の成果となりました。

 しかし、カスタマイズすることは、プログラムに都度手を加えることであり、不具合の発生リスクも高くなることや、海外事業の本格展開に先立ち、「更なる品質の向上」の必要性は理解しつつも、スタッフ不足の状況下でもあり、取り組むタイミングを検討しておりました。

 そんな中不具合が発生し、「これは天が与えてくれた試練であり、チャンスなのだ」と感じ、早速、経営資源を集中して、品質強化に取り組むことを決め、今期取り掛かりました。

■「優れたスタッフ増員はGDP拡大に貢献する」とポジティブに捉えています

 Q:経過は如何ですか?また、「いま、スタッフの増員にも拘っている。」とか・・・

 【美濃社長】 お蔭様で順調に進んでいます。私は当社のようなソフト産業は、工場で製品を製造できる他の製造業とは異なり、「ヒト」の頭と手でしかつくれないものであると考えます。そのため、より良いサービスを提供するため、「ヒト」の力を投入することを重視しています。

 日頃から、社内で言っているのですが、私はエイジアの経営を通じて、日本のGDPの底上げに貢献したい…と考えています。GDPへの貢献方法は3つあると考えています。「GDPは付加価値の総和」なのですから、(1)企業として利益を上げること、に加え、(2)従業員給与や諸経費支出を増やすこと、さらに、(3)賃借料や外部へ一部業務を委託することも、社外に付加価値を生んでいるわけでありGDPに貢献していることになります。

 そのため、優れたスタッフを社内に増員することは、日本のGDP拡大に貢献することであり、ポジティブに捉えています。

 Q:先般提携されたグリーゼ社についてお聞かせください。

 【美濃社長】 女性ばかりでメールマーケティング(MM)支援サービスを提供する株式会社グリーゼと国内・海外向けMMトータルソリューションを共同提供することにしました。このケースも2つの意味で日本のGDPに貢献が出来ると思っています。1つは、各方面から、コミュニケーション戦略について企画立案、制作代行、分析などの包括サービスのご要望があり、要望への対応が出来れば、弊社メール配信システムの売上に寄与します。

 2つ目は、グリーゼ社の特徴を活かした事業展開で、女性の感性、気配りの行き届いたメールは大きな可能性があり、同社の売上拡大、それが女性特に在宅の主婦の雇用機会拡大となり、日本のGDP拡大に貢献できます。

■当社のMM支援サービスは、簡単に真似することはできず、海外展開の強力な武器になる

 Q:海外展開の戦略・現状についてお聞かせください。

 【美濃社長】 当社が提供を開始したMM支援サービスは、ソフトウェアと違い、簡単に真似することはできず、海外展開の際には強力な武器になると考えています。

 中国については、チャイナテレコム経由でサービス展開予定です。しかし、チャイナテレコムは世界最大の電信電話会社であり、少しづつ進展はしておりますが、もう少し時間を要します。

 ベトナムは、成長とともにマーケット拡大が期待されます。現在はテストマーケティング、現地パートナーを開拓中ですが、数年かけて取り組めば、シェアNo.1が狙える有望市場と見ています。

 タイでは、現地法人RnA Internationalと独占販売契約をし、進出しました。既に、クラウドサービス8件を受注し、今期の売り上げが見込まれています。国策としてeコマース優遇策があり、急拡大の期待もあります。

 その他、マレーシア進出も決定し、同時に第一号ユーザーも確保しております。

■通期業績予想を上方修正、増配も

 Q:通期業績の進捗状況、これからの方向について

 【美濃社長】 この3年間、売上高は微増ですがその内容は、大きく変化し、利益率の高いアプリ開発事業(売上高総利益率75.4%)の割合が増加しました。また、継続性の高い売上(クラウドサービスと導入型保守等)の比率が増加しています。クラウドサービスの金額・割合が増加しており安定した売上が確保できる体制に移行してきました。2013年1月31日に業績予想の上方修正及び増配を公表しており、その後も順調に推移しています。当社が目指す方向は、メールアプリケーションのエイジアから『Eコマース売上UPソリューションを世界に提供するエイジア』を実現することであり、着実に成果を見つめながら取組んでまいります。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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