【編集長の視点】インフォコムは連続最高純益買い続き高値更新もまだ株価は6合目
2013年2月4日 09:32
<銘柄ウオッチ>
インフォコム <4348> (JQS)は、今年2月1日に12万3000円と昨年来高値をつけるなど高人気が続いているが、株価水準はまだ6合目で、今3月期の連続過去最高純利益更新予想、今年1月30日に発表した今期第3四半期(3Q)の好決算からみれば、PERは8倍台、PBRは1倍ソコソコと割安であり、まず2010年4月につけた16万2300円まで上値を伸ばそう。
同社株は、ネットビジネス事業で従来のエンターテイントメント系に加えて、健康・美容関連の情報配信サービスを強化したことなどで16万2300円高値をつけ、東日本大震災発生のショック安で5万9500円安値まで突っ込み、約1年10カ月かけて底上げ、この急落幅の61%までリバウンドした。この底上げをサポートしているのが、連続して過去最高純利益を更新する好業績と年間3000円の安定高配当である。ネットビジネス事業では、従来型携帯電話向け市場の縮小をスマートフォン向けの電子書籍配信サービスや音楽配信サービスの充実、ソーシャルゲームの配信開始などでカバーし、ITサービス事業では、ヘルスケア事業の製薬会社向けのMR活動支援システムのランアップを拡充、不採算事業の事業構造改革を推進するとともに、企業の販売管理、会計、人事などの業務を効率化するグランディット事業でコンソーシアム参画企業を増加させていることが要因となっている。今期通期純利益は、20億円(前期比8%増)と予想、足元の3Q業績も8億2300万円(前期比32%増)と増益転換した。
株価は、昨年8月のソーシャルゲーム参入や相次ぐ自己株式取得で10万円台を回復し、3Q好決算で年初来高値まで上値を追った。低PER修正に3000円配当評価も加わり、さらに値幅効果が期待できる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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