【狙い場・買い場】スターティア、期待の3Q発表接近、電子ブック作成ソフト好調
2013年1月28日 09:47
スターティア <3393> (東マ)に注目したい。電子ブック作成ソフトやWebアプリケーションなどの開発、ネットワーク関連機器の販売などを展開している。1月31日に第3四半期累計(4~12月期・3Q)業績発表を予定しており、期待感が高まる可能性もあるだろう。
今期(13年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比18.8%増の60億39百万円、営業利益が同30.7%増の6億円、経常利益が同26.1%増の6億円、純利益が同7.7%増の3億円としている。ウェブソリューション事業は電子ブック作成ソフト「ActiBook」が好調であり、レンタルサーバーなどのネットワークソリューション事業はストック型ビジネスへのシフトも寄与する模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は売上高が51.2%、営業利益が46.0%、経常利益が47.2%、純利益が55.7%と概ね順調な水準だった。電子書籍関連市場の拡大が追い風であり、中国に子会社を設立して海外展開も開始する模様だ。中期的にも収益拡大が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、昨年11月5日の高値2085円から反落して調整局面だったが、概ね1500円近辺から反発して足元では1600円台に戻している。利益確定売りが一巡して出直り態勢のようだ。25日の終値1666円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円53銭で算出)は28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円05銭で算出)は0.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS534円86銭で算出)は3.1倍近辺となる。
日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して強基調に転換したようだ。また週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。利益確定売りは一巡したと考えられ、電子書籍関連市場の拡大期待で11月の高値を試す可能性があるだろう。1月31日発表予定の第3四半期累計業績に対する期待感が高まる可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【相場熟者が答える投資相談】日本電産、上場来初の減配はイメージダウン、戻れば売却を(2013/01/26)
・【株式評論家の視点】円安メリットが発現するか、企業の決算発表が最大の注目点(2013/01/26)
・急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)