【株式評論家の視点】電算システムは収益上昇路線を見直す、株価新展開入りへ

2013年1月4日 11:14

<銘柄の見所>

 電算システム <3630> が再び新展開チャレンジの軌道に切り替わってきた。昨年10月10日に昨年来高値1270円を示現、微調整を入れて12月14日に1269円まで買い直された。結局、高値には一歩届かず、再び一呼吸入れていたが、下値限界との見方が強まり、全般の強調相場とあいまって、押し目買いが上値に切り上がりつつあり、躍動感を増してきた。

 同社は情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)が主力で、市場が拡大しているクラウドサービスや電子マネーへの対応も強化している。情報サービス事業、収納代行サービス事業の好調で前2012年12月期は営業利益9億円と前々期比10.4%の増益を確保した模様だ。

 決済代行サービスやアウトソーシングサービスの増加に対応し岐阜県土岐市に新データセンター建設を進めており、今12月期も連続増益が予想される。今期で4期連続の増益となるだけに、完全に収益上昇路線に乗っている。昨年は1月30日に決算発表を行っており、今回もそこらあたりのスケジュールをにらみ、再び好業績買いの動きが強まる方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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