【引け後のリリース】日本ERIが業績好調につき業績・配当の予想を増額修正

2012年12月28日 16:15

■PERは10倍未満になり割安感が強まる

  住宅の性能評価や確認検査を行なう日本ERI <2419> (東2)は28日の大引け後、第2四半期決算(6月~11月)と配当予想の増額を発表し、業績が当初の見込みを上回るため、11月末の中間配当は従来予想野15円を16円に引き上げ、5月期末配当も15円から16円に引き上げた。年間では32円になり、前期の30円を上回る。

  第2四半期の連結決算は、確認検査業務で大型建築物や携帯電話のアンテナ基地局案件が増加すること、および評定業務で免震案件などが予想を上回ることなどを要因に、売上高が前年同期比6.8%増の59.6億円になり、営業利益は同1.8%増の7.23億円となった。これを受け、今5月期の予想を全体に増額修正し、売上高は従来予想を1.4%引き上げ121.89億円に、営業利益は同11%引き上げ14.64億円に、純利益は10%引き上げて8.59億円に見直した。修正後の予想1株利益は110円21銭。

  本日、大納会相場の株価終値は997円(4円高)。9月からジリ高基調を続け、12月19日に1039円の高値に進んだ。修正後の予想1株利益からはPER9.1倍になり、割安感が強まった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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