【アナリストの眼】フォーカスシステムズ、高値圏で頑強、業績向上と自社株取得

2012年12月28日 10:35

<業績&株価分析>

  システム開発のフォーカスシステムズ <4662> (JQS)は、株価が高値圏で推移している。今期(13年3月期)の営業黒字化見通しに加えて、取得期間を延長した自己株式取得も支援材料だろう。

  今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比0.8%増の120億円、営業利益が3.7億円(前期は0.47億円の赤字)、経常利益が3.2億円(同0.58億円の赤字)、純利益が同40.6%減の0.9億円としている。第2四半期累計(4~9月期)では0.3億円の営業赤字が残ったが、四半期別にみると第1四半期(4~6月期)の1.71億円の営業赤字に対して、第2四半期(7~9月期)は1.41億円の営業黒字に改善した。民間関連を中心に保守・運用サービスが堅調な模様であり、通期では営業黒字化が期待されるだろう。純利益については役員退職慰労金の計上が影響する模様だ。

  8月10日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限20万株で自己株式除く発行済株式総数の2.82%、取得価額の上限1億円、取得期間12年8月13日~12月31日)については、8月13日~11月30日の累計で取得株式数8万7600株、取得総額5435万7500円となっている。なお12月27日には取得期間の変更を発表し、12年8月13日~13年3月31日に延長している。

  株価の動きを見ると、上値下値を切り上げる展開で12月12日には年初来高値となる679円まで急騰する場面があった。その後は急騰後の反動で上げ一服の形となり、足元では概ね600円台前半で推移している。12月27日の終値612円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS12円63銭で算出)は48倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS821円66銭で算出)は0.7倍近辺となる。

  高値圏から反落し、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで短期的な調整局面のようだ。ただし需給面では3月31日まで延長された自己株式取得が支援材料となるだけに、短期調整一巡すれば高値を試す可能性があるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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