【アナリストの眼】株価好モミ合いのスターティア、電子ブック人気で見直し近い

2012年12月13日 09:07

<業績&株価分析>

  スターティア <3393> (東マ)は、電子ブック作成ソフト「ActiBook」やWebアプリケーションなどの開発・販売、ネットワーク関連機器の販売などを展開している。中国に子会社を設立して電子ブック関連事業の海外展開も開始する模様だ。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比18.8%増、営業利益が同30.7%増、経常利益が同26.1%増、純利益が同7.7%増の増収増益見込みとしている。ウェブソリューション関連事業は電子ブック作成ソフト「ActiBook」の販売が好調であり、レンタルサーバーなどのネットワークソリューション事業ではストック型ビジネスへのシフトも寄与する模様だ。通期会社予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が51.2%、営業利益が46.0%、経常利益が47.2%、純利益が55.7%と順調な水準である。電子書籍関連の市場拡大が追い風であり、通期上振れの可能性もあるだろう。

  株価の動きを見ると、電子書籍関連が人気化する流れで11月5日に年初来高値となる2085円まで上昇した。その後は上げ一服の展開となり、12月10日には1707円まで調整する場面があった。過熱感が警戒されて利益確定売りが優勢になったようだ。12月12日の終値1750円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円53銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円05銭で算出)は0.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS534円86銭で算出)は3.2倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を割り込んで短期的な調整局面のようだが、1700円近辺で下げ渋る展開となっている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線に対するプラス乖離率が縮小して過熱感は解消された。利益確定売りはほぼ一巡したと考えられ、電子書籍関連市場の拡大期待で11月の高値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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