【編集長の視点】グリー株価強い、IPO高人気で関連・類似銘柄に連想買いが増勢

2012年12月12日 13:31

<マーケットトーク>

  グリー <3632> (東1)は、20円高の1495円と3日続伸のあと1450円台に調整している。前日11日にenish <3667> (東マ)が、東証マザーズに新規株式公開(IPO)され、上場初日は公開価格800円に対して買い気配値を切り上げたまま寄り付かず、きょう12日もさらに買い気配値をアップさせる高人気となっていることで、グリーに関連株人気が波及、割安株買いが増勢となっている。

  enishは、グリーが運営するソーシャルゲームプラットフォーム「GREE」で「ぼくのレストランII」、「ガルショ」などの経営シュミレーションゲームを提供しているほか、グリーが、enishの第2位の大株主となっているなど関係が密である。このグリーのenish保有株は、売却を制限するロックアップ条項付きとなっているが、株価が、公開価格から倍化した場合には同条項が解除されることになっており、enishのきょう9時30分現在の買い気配が、2116円とさらにアップし2.6倍なっているだけに関連思惑を強めている。

  12月のIPOは、同社株を含めて14社のラッシュが予定され、すでに上場した4社の初値動向は、3社が公開価格を上回り、1社が公開価格を下回る3勝1敗となり、平均初値倍率は、enishのきょう買い気配値を含めて、11月月間(4社IPO)の平均初値倍率の56.7%を上回る64.5%と高人気となっている。

  このためIPOの関連株、類似企業にIPO人気が波及する可能性があり、残り10社の関連株、類似企業への先回り買いも妙味があると観測されている。12月13日上場のコラプラ <3668> (東マ)、19日上場のモバイルクリエイト <3669> (東1)などのネット・ソーシャルアプリ株に類似するKLab <3656> (東1)、モブキャスト <3664> (東マ)、ガンホー・オンライン・エンターテインメント <3765> (JQS)、サイバーエージェント <4751> (東マ)、20日上場の中古品のネット販売のシュッピン <3179> (東マ)と同業態のキタムラ <2719> (東2)、コメ兵 <2780> (東2)、トレジャー・フアクトリー <3093> (東マ)、20日上場のユーグレナと微細藻ユーグレイ(和名・ミドリムシ)によるバイオ燃料を共同開発しているJXホールディングス <5020> (東1)などに注目が集まる展開も有力となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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