【株式評論家の視点】アイフル、自民圧勝報道受け金融規制緩和期待も株価胸突き八丁

2012年12月7日 10:45

<銘柄の見所>

  アイフル <8515> の人気が衰えない。11月26日に395円の高値を示現し、ひとまずピーク打ちの感もあった。しかし今回の衆院選で自民党圧勝の報道が流れ、改めて同社の環境好転に期待が高まり、12月6日には390円と高値に肉薄する水準にまで買われた。

  自民党は選挙前に上限金利規制、総量規制といった小口金融市場に対する過剰な規制を見直す方向を明らかにしており、今後の業績向上に、さらなる明るさが出てきたとの見方が強くなっている。

  ただ、チャートは典型的な三尊天井形成のパターンに動いている。数日中に高値395円クリアーに走れば問題は無いのだが、切り返しのタイミングが遅れるようだと、次第に上値の重さが圧迫要因になる方向が予想される。個人投資家の動きも買いよりは売りが先行している。直近、11月30日現在の取組は売り残2742万株、買い4175万株と拮抗しているのだが、日証金では株不足にはなっても逆日歩は発生しない。貸株の供給がスムーズにいっていることになり、実態の取組はそれほどよくなっていないのかもしれない。ここ数日が勝負になりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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