クリーク・アンド・リバー社:東野圭吾の「真夏の方程式」を、12月1日、中国の出版社より刊行
2012年12月4日 16:23
■今回の作品が中国での出版再開の最初の作品
クリーク・アンド・リバー社 <4763> (JQS)は、同社が翻訳出版版権を取り扱った東野圭吾のベストセラー「真夏の方程式」を、12月1日、中国の出版社より刊行した。
東野圭吾の作品は、先月まで海賊版等の問題から海外での刊行を控えており、今回の作品が中国での出版再開の最初の作品となる。
「真夏の方程式」は2011年6月に文藝春秋より出版されたベストセラー小説で、ロングヒットとなっている「ガリレオシリーズ」の第6弾、長編としては3作目の作品であり、同シリーズ累計発行部数は500万部を超え、TVドラマ・映画化される等、日本でも常に話題になっている代表作的シリーズの一つ。
東野圭吾の作品は、海外でも大変人気があり、特に中国においては過去に出版した作品は全てベストセラーになるほど高い人気。同社が今回締結した翻訳出版版権の契約では、紙としての出版だけでなく、電子版の契約も同時に行なっており、現地出版社はネット業界大手企業盛大グループの子会社でもあるため、海賊版の対策を行ないながら今後更なる販路の拡大等の展開を行なっていく予定。
同社は2010 年3月、上海現地法人 CREEK & RIVER SHANGHAI Co.,Ltd.を設立し、更に2012 年4月に北京営業所を開設。クリエイター・エージェンシー事業を展開するソウルの現地法人CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.とも連携し、日本、中国、韓国、台湾間で出版物の版権を扱う出版エージェンシー事業を積極的に展開している。
事業開始からこれまで、日本の出版物の中国、韓国、台湾での成約冊数も実用書、ビジネス書、小説等500冊を超えた。本年8月には中国の六六氏が書いたベストセラー小説「蝸居」を、邦題「上海、かたつむりの家」としてプレジデント社より刊行し、順調に事業を伸張している。また、日本の作品の海外出版社との共同出版や作家のエージェント業務を予定しており、出版分野において新しい取り組みも加速させる方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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