【編集長の視点】ネットワークバリユーに情報セキュリティ人気再燃、3Q業績好調
2012年12月3日 09:44
<銘柄ウオッチ>
ネットワークバリューコンポネンツ(NVC) <3394> (東マ)は、1カ月にわたる10万円台固めがほぼ最終局面となっており、今12月期第3四半期(3Q)の高利益進捗率業績を情報セキュリティ関連株人気が再燃する展開も想定される。
同社の今期業績は、今年8月に今期第2四半期累計業績を投資有価証券評価損の特別損失と固定資産・有価証券売却益が交錯するなか上方修正したが、通期業績は期初予想を変更しなかった。11月開示の3Q業績は、前年同期比0.8%減収、4%経常減益、3.2倍純益増益と増減マチマチで着地した。マルウェア(悪意のあるソフト)対策システム製品などのセキュリティ製品のラインアップを充実し、大型案件の出荷が進み売上総利益が前年同期を上回り、販管費を圧縮したが、子会社イノコスの大型案件の出荷が、第4四半期にズレ込んだことが響いて減収・経常減益となった。
ただ3Qの通期業績対比の利益進捗率は、経常利益が87%と目安の75%を上回り、純利益は、すでに4400万円上回る高利益進捗率となった。この高利益進捗率にもかかわらず同社は、特別損失の発生など不確定要因があるとして期初予想を据え置いており、期末接近で業績上ぶれ期待も高まってくる。
株価は、社会問題化した殺人・爆破予告などのパソコンの遠隔操作ウイルス事件で、情報セキュリティ人気を高めてストップ高を交えて年初来高値16万9000円まで急伸、その後の調整安値から再度、14万5000円高値まで上昇し10万円台固めを続けてきた。再騰展開をサポートしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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