【株式評論家の視点】資生堂は後半の収益回復を評価、アジア牽引し中期成長を見込む
2012年11月28日 14:10
<銘柄の見所>
資生堂 <4911> が浮揚力を強めつつある。10月30日に970円へのダメ押しを入れ、そこから一貫した上昇波動を描いている。下げ過程で抵抗ラインとなった戻りのフシを着実に払いながらの上げで、相場の腰はかなり強いと言える。
今2013年9月中間決算の営業利益は83億4200万円と前年同期比61.2%の大幅減益に見舞われたが、株価はこうした足元の低調さを完全に吸収して出直りに転じてきている。営業利益は中間決算の83億4200万円が後半は316億5800万円へ急回復が想定されており、こうした点が着実に株価に反映されつつある。
懸念された中国向けも化粧品などは意外に底堅い状況とされ、見直しを誘う要因になりそう。タイやマレーシアなど東南アジアで新ブランドを投入し、現地生産の拡大も検討しており、アジアが牽引する形で来期以降は業績の立ち直りが本格化する見通しにある。配当利回りは4.28%に達しており、利回り狙いの買いはなお着実に流入することになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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