【編集長の視点】再上方修正のシノケンG、ストップ高気配、10万円も視野
2012年11月28日 14:09
<銘柄ウオッチ>
シノケングループ <8909> (JQS)は、寄り付きから買い気配値を切り上げストップ高となる1万円高の7万7900円買い気配と続急伸し、11月20日につけた年初来高値7万3900円を更新している。ストップ高水準で売り買い差し引き約1800株の買い物超となっている。
前日27日大引け後に今年8月に続いて今12月期業績の再上方修正を発表、純利益が、増益転換して連続過去最高更新となることが追撃材料となって、超割安株買いが増勢となっている。今年7月の今期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正では2日間連続のストップ高を演じており、この急騰習性も買い手掛かりで、12月31日割り当てで実施する株式分割(1対100)の権利取りも合わせて高まっている。
12月期業績は、売り上げを8月の上方修正値の据え置きとしたが、経常利益を4億8000万円、純利益を5億3000万円それぞれ引き上げ、純利益は、14億8000万円(前期比47%増)と増益転換して前期の過去最高を大幅に更新する。
フロービジネスの不動産販売事業で、アパート販売事業が、すでに前年同期を上回る販売実績を達成し、第4四半期も好調を維持、ストックビジネスの不動産賃貸事業、金融・保証関連事業も管理戸数の増大により安定収益を確保、金融機関からの借り入れ調達コストも、業績好調で低減されたことから再上方修正につながった。
株価は、2Q業績上方修正でつけた3万4750円高値からいったん3万円台を確認する下値調整となり、自己株式取得と通期業績の上方修正が続いて年初来高値まで2.3倍化、株式分割発表では利益確定売りに押された。PER4倍台の超割安修正で2007年12月以来の10万円台回復も照準に入れよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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