【アナリストの眼】第一実業、高水準受注残にアジアで再生エネ、プラント等に期待
2012年11月13日 10:26
<業績&株価分析>
機械専門商社の第一実業 <8059> は、11月1日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)の連結業績を発表し、通期見通しについては前回予想(5月11日公表)を据え置いた。
第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比3.3%増、営業利益が同8.0%減、経常利益が同7.9%減、純利益が同28.7%増だった。中国・韓国向け電子部品実装機が減少したが、アジア向け半導体実装装置、車載機器製造装置関連、海外LNGプラント設備関連などが順調だった。
通期見通しについては、売上高が前期比6.0%増、営業利益が同4.0%増、経常利益が同1.2%増、純利益が同17.3%増の増収増益見込みとしている。通期会社予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高が46.3%、営業利益が39.0%、経常利益が42.2%、純利益が41.7%とやや低水準だが、前期末の高水準の受注残高に加えて、アジア地域での自動車関連、海外プラント関連、再生エネルギー関連の需要が想定されるため、現時点では特にネガティブ材料とは言えないだろう。
株価の動きを見ると、10月12日に年初来安値となる308円まで調整したが、その後は反発して足元では340円~360円近辺に戻している。中国の景気減速の影響などを警戒する売りが一巡した形だろう。11月1日の決算発表で通期見通しを据え置いたことも安心感に繋がったようだ。12日の終値342円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円95銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は4%台半ば、実績PBR(前期実績の連結BPS485円23銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して強基調の動きに転換している。また週足チャートで見ても、抵抗線だった13週移動平均線を突破している。26週移動平均線も突破すればトレンド好転確認の形となり、出直り本格化が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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