【アナリストの眼】翻訳センターは特許・医薬・工業・金融の4分野で強さ発揮、増益
2012年11月13日 10:24
<業績&株価分析>
翻訳センター <2483> (JQS)は、特許・医薬・工業・金融の4分野を中心に、企業向けの専門性の高い翻訳サービスを展開し、企業の知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、ディスクロージャー関連などで需要は拡大基調が期待されている。
11月8日に今期(13年3月期)の第2四半期累計(4~9月期)連結業績を発表し、売上高が前年同期比20.9%増、営業利益が同6.8%減、経常利益が同6.1%減、純利益が同12.7%減の増収減益だった。翻訳事業では金融分野がやや低調だったが、特許分野、医薬分野、工業分野が好調だった。大阪本社移転費用などで営業減益だったが、売上高、利益ともに期初予想を上回った(9月13日に上方修正)。
通期については9月13日に上方修正した予想を据え置き、売上高が前期比31.8%増の73億円、営業利益が同18.1%増の5.2億円、経常利益が同18.2%増の5.2億円、純利益が同22.9%増の2.8億円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が41.5%、営業利益が26.9%、経常利益が26.7%、純利益が24.7%と低水準だが、翻訳事業が好調なことに加えて、9月3日に子会社化した通訳・国際会議運営事業や通訳者・翻訳者育成事業のアイ・エス・エス(ISS)が下期にフル寄与することを考慮すれば、達成可能な水準だろう。
株価の動きを見ると、9月上旬には13万円~14万円近辺での展開だったが、9月中旬に動意付いて10月26日の年初来高値28万6000円まで急騰した。好業績期待に加えて電子書籍関連としても物色されたようだ。その後は短期的な過熱感が強い中で乱高下の展開となり、概ね21万円~27万円近辺のレンジで推移している。11月12日の終値22万5000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS1万6622円14銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4500円で算出)は2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13万6790円51銭で算出)は1.6倍近辺となる。
週足チャートで見ると依然として過熱感のある水準のようだ。ただし日足チャートで見ると、11月6日~9日の4営業日で合計16.56%急落したことで、25日移動平均線に対するプラス乖離率が縮小して短期的な過熱感が解消された。中期的な収益拡大期待に加えて、目先的にはテーマ性や値動きが材料視されて上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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