【アナリストの眼】搬送機器のキトー、アジア市場開拓で大幅増益、上値余地十分

2012年11月6日 10:32

<業績&銘柄分析>

  搬送機器メーカーのキトー <6409> は、工場内で使用されるチェーンブロック、レバーブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力製品として、アジア市場の開拓も強化している。10月25日に、今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)連結業績見通しの修正を発表した。

  第2四半期累計については、売上高を前回予想に対して8億円減額して前年同期比6.6%増としたが、営業利益は1億90百万円増額して同2.2倍、経常利益は1億20百万円増額して同3.7倍、純利益は1億20百万円増額して同20.8倍の見込みとした。中国の景気減速の影響などで売上高は前回予想を下回るが、プロダクトミックスの改善や業務効率化の効果などにより、利益は前回予想を上回る模様だ。

  通期見通しの会社予想は、売上高が前期比10.6%増の368億円、営業利益が同20.6%増の20億円、経常利益が同14.5%増の18億円、純利益が同20.8%増の8億円としている。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は利益増額修正後でも低水準だが、期初時点の計画が下期偏重型であり、中国を除くアジア市場の需要増加を見込んでいる模様だ。

  株価の動きを見ると、第2四半期累計の利益増額修正を好感して10月26日には戻り高値となる6万9000円まで上昇する場面があった。その後は上げ一服となり、足元では概ね6万円台半ばで推移している。11月5日の終値6万4800円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6215円14銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万8840円34銭で算出)は0.5倍台となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を割り込んで目先的には上げ一服局面のようだ。ただし週足チャートで見ると、13週移動平均線を維持しており、反発して戻り高値を試す可能性があるだろう。また11月8日に第2四半期累計の決算発表を予定しており、通期見通しに対する思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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