【アナリストの眼】国際計測器、株価底入れ感強める、利回りは実に8%台

2012年10月26日 10:31

<業績&株価分析>

  自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンなど試験装置大手の国際計測器 <7722> (JQS)は、株価が底入れ感を強めてきた。今期業績下振れに対する警戒感を織り込んだと考えられ、出直りの動きが本格化する可能性もあるだろう。

  今期(13年3月期)連結業績の会社予想は、売上高が前期比1.2%増、営業利益が同48.3%増、経常利益が同40.6%増、純利益が同58.1%増の増収増益見込みとしている。しかし第1四半期(4~6月期)の受注高は前年同期比26.2%減少した。さらに為替の円高影響などもマイナス要因となって営業損益は赤字となり、通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だった。主力の自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンは堅調としているが、景気減速や中国リスクの影響などで主力の自動車業界でも設備投資抑制が警戒される。今期業績に関しては下振れの可能性が高いだろう。

  株価の動きを見ると、10月4日に年初来安値となる550円まで調整する場面があった。しかし急反発して足元では600円台を回復している。今期業績下振れの可能性を織り込み、アク抜けを期待した動きとも考えられる。25日の終値602円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円79銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は8%台、実績PBR(前期実績の連結BPS444円36銭で算出)は1.3倍台となる。

  日足チャートで見ると10月4日の550円から急反発し、25日移動平均線も回復して強基調へ転換の兆しを見せている。週足チャートで見ると26週移動平均線が抵抗線の形となっているが、安値圏で下ヒゲを付けて反発し、目先的には底入れ感を強めている。指標面では高配当利回りに見直し余地が大きく、出直りの動きが本格化する可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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