【編集長の視点】減額の日本電産高い、「悪材料に抵抗力のある同社株特性」発揮

2012年10月25日 13:48

<銘柄ウオッチ>

  日本電産 <6594> (大1)は、400円高の5750円と続伸している。前日24日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、3月通期業績の下方修正を発表、増収増益転換率を縮小し市場コンセンサスを下回ったが、増益は維持するとして、「悪材料に抵抗力のある同社株価特性」からアク抜け冠を強めて下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。前日の米国市場で同社のADR(預託証券)が、大阪市場の終値に対して58円安(円換算値)で引けて返ってきたことにも逆行高している。

  3月通期業績は、期初予想より売り上げを600億円、営業利益を150億円、経常利益を160億円、純利益を70億円それぞれ引き下げ、純利益は、500億円(前期比22%増)とした。

  2Q累計業績は、ほぼ期初予想をクリアしたが、欧州景気停滞が中国など新興国景気に波及して減速しており、下期の需要回復と伸長を見込んでいた期初予想を見直し下方修正した。なお想定為替レートは、期初の1ドルー80円、1ユーロ=105円を第1四半期決算発表時の今年7月に各78円、95円と見直したが、今回の下期レートは7月の想定を据え置いた。

  株価は、今期第1四半期業績の増収増益転換で6780円まで買い戻されたが、パソコン販売低迷によるHDD需給の変調を嫌って調整入りとなり、米国同業他社の業績悪化、国内証券の投資判断・目標株価引き下げなども響いて年初来安値4860円まで突っ込み、底値固めを続けた。PERは15倍台と割り負けており、戻り場面では強弱感の対立が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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