【株式評論家の視点】高配当取り狙いで好タイミングのティムコ、11月期は大幅増益
2012年10月10日 11:19
<銘柄の見所>
ティムコ <7501> (JQS)は10月5日に今2012年11月期の第3四半期累計決算を発表した。営業損失300万円と前年同期の1000万円の利益経常に比べ悪化する決算となった。しかし、株価はそれにほとんど反応することなく、堅調な動きを続けている。
第3四半期累計決算の悪化は直営店の新規出店や販売促進に関わる費用を中心に一般管理費が増加したことによるもの。一部地域における風評被害や釣り場の解禁制限などによりフィッシング事業の売上げが若干落ちたことが要因。風評被害など一時的な要因ゆえに、今後は回復の方向が期待される。一方、アウトドア事業は山ガール、あるいは高齢者などの登山人気は高く、売上げも好調。栃木県内にアウトレット2店をオープンした、売上げ寄与が見込まれる。
従って通期では営業利益4400万円(前期1700万円)の大幅増益が見込まれており、株価もそこらあたりを評価して堅調な動きを継続したものと思われる。今11月期も年17円50銭の高配当を実施の予定だ。例年その高配当取りの買いに10月、11月は株価が強調に転じる株価修正がある。今年も株高の季節に入りつつあるようだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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