【編集長の視点】アドアーズ6連騰、好材料・好需給が相次ぎ低位値ごろ妙味を拡大
2012年10月4日 16:14
<銘柄ウオッチ>
アドアーズ <4712> (JQS)は、3円高の83円と変わらずを含めて6営業日続伸し、9月26日につけた年初来安値64円から底上げをしている。同社株には、このところ9月18日の自社複合店舗「アドアーズ秋葉原店」の全館オープンや、10月1日の「J-Stock Index」構成銘柄への選定などと好材料・需給が続いており、極低位値ごろ株思惑を強めて買い増勢となっている。
「アドアーズ秋葉原店」は、8月8日に先行開設した3~10階までのフロアで構成される「カラオケアドアーズ秋葉原店」に続いて1~2階のフロアで展開される100%プライズゲームのミューズメント施設が開設、初の複合店舗として新収益基盤を構築する。
ミューズメント施設は、60歳以上のシニア層のゲームセンター参加率が高まっており、カラオケでも現在ブームとなっている「一人カラオケ」を併設、「オタクの聖地」といわれる秋葉原をリードして、先駆的な業態展開を強め存在感を高める。
同社は、今3月期業績も堅調推移が予想されている。売り上げは、前期に不採算店舗を閉鎖した影響で続落するが、経常利益は、新規顧客の継続的な獲得、閉鎖店舗の余剰マシンの有効活用によるコスト削減・合理化策、有利子負債の圧縮の寄与などで9億3500万円(前期比0.4%増)と続伸を見込んでいる。
株価は、今年4月度の月次売上高がプラス転換したことを評価して年初来高値157円をつけ、1株純資産77円水準を固める底固めを続けてきた。PERは14倍台と割り負けており、年初来高値に向けて底上げ展開を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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