【引け後のリリース】シャープが発電と採光を両立するシースルー太陽電池を開発

2012年9月26日 05:26

■鴻海精密との提携を巡る不透明感は相当織り込まれた様子

  シャープ <6753> は25日、発電と採光を両立でき、建築用ガラスとして活用できる「シースルー太陽電池モジュール」を発売すると発表した。太陽光発電システムは、屋根への設置が一般的な中で、この製品は窓ガラスやベランダの手すりなどに設置でき、遮熱による省エネ性能も兼ね備えた新しいガラス建材として提案する。

  発表によると、本機は、屋根などに設置する一般的な太陽電池モジュールで採用されている金属フレームを無くし、合わせガラス構造を採用することで、一般的なガラス建材と同様に、サッシや手すりの枠などに納めることができる。セルに細かなスリットを施しており、発電しながら適度に光を室内に採り込め、熱を遮ることもできる省エネガラスとして、窓や手すり、カーテンウォール、ひさしなど様々な場所に設置できる。

  株価は8月上旬に下げ止まり、同月16日の164円を下値に底練り相場を継続中。本日の終値は207円(1円安)。台湾の鴻海精密工業グループとの資本提携を巡り、グループ創業者の郭台銘氏が8月30日の記者会見に欠席したと伝えられた際にも安値を割らなかったため、鴻海精密工業との資本提携を巡る不透明感は相当程度、織り込まれてきたとの見方が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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