【株式評論家の視点】日産東京販売HDに人気復活の様相、復配含みで思惑も拍車

2012年9月21日 13:25

<銘柄の見所>

  日産東京販売ホールディングス <8291> が人気復活の様相を呈してきた。8月22日に426円と7月5日の年初来高値422円を更新し、二段上げ相場に突入かと期待されたが、全体の地合い悪化も手伝って後援続かず、ダブルトップ形成の悪いパターンで終わってしまった。

  しかし、9月11日の320円で目先底入れ完了の兆しを強めてきた。7月高値からの整理では297円まで売り込まれただけに、今回は調整の強さが目立つ状況だ。直近9月14日の取り組みは売り残516万株、買い残558万株と拮抗状態にある。20日に大きくストライドを伸ばした局面では、日証金で利食い売りの増加で買い残が減少し、株不足状態に転じてきた。再び仕手人気高揚の局面に踏み込んできた感触だ。

  仕手株全体に低迷が目立つ中、今なお基調上向きの同社に期待が集まりつつある。資本準備金を取り崩して欠損を解消、業績次第で今2013年3月期から配当が可能な状態にある。復配株特有の業績変革を評価する相場が繰り広げられる方向へ進んでいくことになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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