【株式評論家の視点】スターティア、市場成長の追い風に乗る、ストック型強化にも評価

2012年9月19日 11:18

<銘柄の見所>

  スターティア <3393> (東マ)は9月10日に1405円まで買い進まれ、4月25日の年初来高値1447円に肉薄してきた。市場成長の追い風に乗り、業績は4月当時の予測を超えようとしており、新たな評価替えの波に乗りつつある。

  今2013年3月期の第1四半期の業績は営業利益が9300万円と、前年同期の6700万円の損失から大きく改善してきた。これまで下半期利益偏重型で特に第1四半期が赤字であった体質より脱却したことは大いに評価される点だ。目先の利益だけに囚われない中長期に亘る継続的な利益基盤構築に向けて、サービス提供を通じて継続的な収入が得られるストック型ビジネスを拡大していることが好業績の源。

  電子書籍作成ソフトはパソコンやスマートフォンに1度の操作で対応できる特徴を生かし新規顧客を開拓しており、業績躍進の原動力になっている。9月中間決算の想定営業利益1億2900万円(前年同期比45.4%増)に対し、第1四半期の進捗率は72%に達している。上振れ着地が有力だし、株価もそこらあたりを前向きに評価している。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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