【株式評論家の視点】トシン・グループ、エコ関連特需反動減は消費税前需要に期待

2012年9月12日 11:05

<銘柄の見所>

  トシン・グループ <2761> (JQS)は2月27日に2110円の高値を示現しているが、以後はそこを上限に、1900円を下限とするもみ合い展開を続けている。社会的に環境意識が深まる中、太陽光発電やLED照明が大きくクローズアップされており、電設資材を主体に販売している同社の活躍場は大きく広がりつつある。

  基本的には先行きへの期待感を抱えた相場なのだが、足踏み予想にある業績がネックになっている。LED照明などは好調を持続しているが、地上デジタル放送移行やエコポイント関連特需反動減の影響が残るため、今2013年5月期は営業利益24億1000万円(前期24億2400万円)とほぼ横ばいの見込みとしている。

  ただ消費税との見合いで住宅業界では駆け込み需要の発生が予測されており、同社にとっても環境は好転の度合いを強める方向にある。9月10日には2073円と2月27日の高値2110円に肉薄してきた。新展開入りへの期待が刺激されるところだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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