【アナリストの眼】トレジャー・ファクトリー、PERに依然として割安感、市場拡大

2012年9月6日 09:59

【今、この銘柄】

  関東圏で総合リユースショップを展開するトレジャー・ファクトリー <3093> (東マ)は、今期業績見通しの上振れ期待に加えて、エコ意識や節約志向の高まりを背景とするリユース市場拡大を追い風に、中期的な成長力も期待される。株価は高値圏にあるが、さらに上値追いの可能性があるだろう。

  今期(13年2月期)通期業績(非連結)についての会社予想は、売上高が前期比14.2%増の82億31百万円、営業利益が同7.1%増の6億11百万円、経常利益が同3.7%増の6億17百万円、純利益が同14.7%増の3億39百万円、配当は年間17円(期末一括17円)としている。

  前回(4月13日公表)の会社予想に対しては、第1四半期(3~5月期)の既存店売上高が計画を上回ったとして、第2四半期累計(3~8月期)を上方修正したが、通期見通しを据え置いている。ただし通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が24.2%、営業利益が36.8%、経常利益が37.0%、純利益が39.5%であり、利益面では上振れの可能性が高いだろう。

  会社リリースによる月次売上動向を見ると、既存店売上高(前年同月比、速報値、FC除く)は、3月が121.2%、4月が105.7%、5月が103.4%、6月が103.2%、7月が98.5%である。3月は震災影響の反動増のため参考外だが、概ね順調な推移だろう。販売面では利益率の高い衣料・服飾雑貨が好調な模様であり、仕入れ面では一般買い取り構成比の上昇などで売上総利益率の改善も寄与するだろう。

  株価の動きを見ると8月下旬から動意付き、年初来高値を一気に突破して8月28日には1258円まで上昇した。足元も高値圏の1150円~1200円近辺で推移している。5日の終値1145円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS123円55銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回りは1%台半ば、実績PBR(前期実績のBPS630円60銭で算出)は1.8倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形で上昇トレンドを継続し、上場直後の08年1月以来の水準に回復している。足元は短期的な過熱感もあり高値圏でのモミ合いだが、今期予想PERには依然として割安感があり、好業績期待で上値追いの可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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