【アナリストの眼】日本エム・ディ・エム、下値切上げ鮮明、自社品比率上昇で利益向上

2012年9月6日 09:21

【今、この銘柄】

  医療機器輸入商社の日本エム・ディ・エム <7600> は、足元で株価の下値を切り上げる動きが鮮明になってきた。骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野の医療機器輸入販売を主力としているため、高齢化進展で市場拡大が期待されている。為替の円高も業績面での支援材料となりそうだ。

  今期(13年3月期)連結業績見通し(前期は10カ月決算)についての会社予想は、売上高が95億円、営業利益が7億円、経常利益が5.5億円、純利益が2.6億円、年間配当が5円(期末一括5円)としている。第1四半期(4~6月期)は営業赤字だったが、通期会社予想は前回(5月10日公表)予想を据え置いた。保険償還価格引き下げの影響、ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了(6月末)などが減収要因となるが、主力の整形外科分野の医療機器販売は下期繁忙型であり、米国子会社であるODEV社製品の販売増加によって自社製品比率が上昇することも、売上総利益率改善に繋がる模様だ。通期の想定為替レートは1米ドル=83円であり、現状の為替動向を勘案すればプラス要因となりそうだ。

  株価の動きを見ると、8月23日に289円、31日に277円まで急騰する場面があったが、人気が続かず足元では概ね250円近辺で推移している。5日の終値251円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS9円83銭で算出)は25倍近辺、今期予想配当利回りは2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS423円22銭で算出)は0.6倍近辺となる。

  日足チャートで下値の方向性を見ると、7月下旬の210円台、8月上旬の220円台、8月中旬の230円台~240円台、8月下旬の240円台と着実に下値を切り上げている。週足チャートで見ても26週移動平均線を回復して出直り感を強めている。時折動意付く特性も見られるだけに、円高メリットによる上振れ期待や、成長期待が高い医療分野というテーマ性も支援材料に、動意付いて300円台を回復する可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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