【アナリストの眼】成果報酬型広告に強さのバリューコマース、今期2ケタ増益で割安
2012年8月22日 11:52
【今、この銘柄】
アフィリエイト型(成果報酬型)ネット広告大手のバリューコマース <2491> (東マ)は、7日に今期(12年12月期)第2四半期(1~6月期)の連結業績を発表した。
売上高は前年同期比21.9%増、営業利益は同5.0%増、経常利益は同19.0%増、純利益は同40.5%増の増収増益だった。アフィリエイトマーケティングサービス事業(成果報酬型ネット広告)では金融分野を中心に広告出稿が好調だった。ストアマッチサービス事業(ヤフーショッピング内の広告主向けクリック課金型ネット広告)では季節イベント関連が好調だった。営業外での持分法投資利益の計上も寄与して、経常利益と純利益は大幅増益となった。
通期見通しについては前回(5月8日に上方修正を発表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比16.2%増、営業利益が同16.5%増、経常利益が同21.9%増、純利益が同35.2%増の増収増益見込みとしている。配当についても年間1000円(第2四半期末450円、期末550円)の予想を据え置いた。
第2四半期累計の通期会社予想に対する進捗率は、売上高が49.4%、営業利益が46.1%、経常利益が48.6%、純利益が46.7%であり、概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値3万1100円から反落後はやや軟調な展開となり、足元では2万3000円~2万4000円近辺での動きとなっている。ただし21日の終値2万3900円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3158円18銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回りは4%台、そして実績PBR(前期実績の連結BPS2万4028円80銭で算出)は1倍近辺となり割安感が台頭している。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを圧迫する形になっているため、当面は下値固めが必要で、出直りは移動平均線の突破がポイントになるだろう。しかし指標面には割安感が台頭しており、今期好業績見通しも考慮すれば底入れ時期が接近しているとも言えそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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