【アナリストの眼】LED照明に事業シフトで業績急向上のノア、太陽光も期待

2012年8月21日 11:06

【今、この銘柄】

  LED照明機器商社のノア <3383> (名セ)は、14日に前期(12年6月期)業績(非連結)を発表した。

  売上高は前々期(11年6月期)比5.4倍の16億7百万円、営業利益は63百万円(前々期は2億30百万円の赤字)、経常利益は62百万円(同2億46百万円の赤字)、純利益は41百万円(同2億81百万円の赤字)だった。従来の主力事業だった半導体製造装置販売を凍結してLED照明機器販売にシフトし、ヤマダ電機 <9831> 向けの大型受注が寄与した。なお継続企業の前提に関する重要な事象等について「解消された」と判断している。

  今期(13年6月期)通期見通しの会社予想は、売上高が前期比8.3%減の14億74百万円、営業利益が同38.9%増の88百万円、経常利益が同77.2%増の1億10百万円、純利益が同2.7倍の1億10百万円としている。LED照明機器の受注についてはヤマダ電機向けの大型案件が一巡するが、新規顧客や官公庁向けの開拓や、販管費削減などの効果で営業増益を見込んでいる。また事業提携やM&Aも活用して、太陽光パネル販売事業や自動車関連事業への参入を検討している模様だ。配当については無配の予想としている。

  株価の動きを見ると、6月11日に年初来高値となる6020円に上昇する場面があったが、概ね3600円~4000円近辺のレンジで推移している。継続企業の前提に関する注記や業績面での不透明感などが影響した可能性があるだろう。ただし14日の決算発表を受けて足元では4000円台を回復し、下値を切り上げている。

  20日の終値3980円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS1033円63銭で算出)は3~4倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS797円89銭で算出)は5倍近辺となる。

  週足チャートで見ると、大勢として4000円近辺でのモミ合い展開だが、業績改善基調が確認できれば上放れの可能性が高まるだろう。LED照明や太陽光発電などのテーマ性を材料視して動意付く場面もありそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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